伝説の小人、コロボックルの古老、ツムジのじいさまが、コロボックルにつたわる古い話を、年代順に語ってくれた。 上古(じょうこ)のころの「スクナヒコとオオクルヌシ」。奈良時代らしい「水あらそいとヒコ」と、平安末期の「アシナガのいましめ」。「虫づくし」は、平安から室町ごろの話らしい。鎌倉時代の「長者さまの姉むすめに、室町初期の「モモノヒコ=タロウ」。「虫守りのムシコヒメ」は戦国時代らしく、江戸には、「ふたりの名人」と、「藤助の伝記」がある。9話それぞれにおもしろい、小人たちのむかし話集。
我が家の小学校5年生の子供が、小学校の図書室で「クロボックル物語1巻」を借りてきて以来、とても面白く好きになったシリーズです。
こちらは単行本ですが、文庫本も出ています。
時間のある小学生時代にたくさんいい本を読んでほしいです。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子11歳)
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