これから自分が何を学んでいくか悩んではいないか。あるいは大学での学びに関心を抱くことができず、挫折してはいないか。無限に広がる学問の世界に足を踏み入れることは難しく、まして主体的に学びに取り組むことはなおさらだ。本書は「時間・記憶・記録」という共通テーマで、各学問分野のスペシャリストたちが分かりやすく知の世界を開示していく。また学生によるコラムは、読者に近い視点から各学問の魅力を伝え、あなたと学問とを結ぶ架け橋になるに違いない。中央大学文学部の一年間に及ぶ「本づくり演習」を通じて学生と教員がともに創り上げた本書は、本格的に学びをスタートさせたい人、今まで学びを遠ざけてきた人にとって必読である。
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