「戦争と平和」を書いたロシアの文豪トルストイによる珠玉の短編集。神は愛である――と喝破したトルストイならではの思想が、民話の装いを借りて、美しく力強く語られます。
どういう生き方をすれば、心の底から幸せを感じることができるのか、
苦悩の末にたどり着いたトルストイの教訓が、わかりやすいたとえを用いて描かれています。
それも、まったく堅苦しくなく、ふつうの生活風景によって描かれているので、とても現実味があって、その分感動します。
この一冊で、名作の「イワンのばか」や「二老人」「人は何で生きるか」など、くまなく網羅されていているのがうれしいです。 (ベーベさん 30代・その他の方 )
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