行政職員の採用試験、昇任試験では、憲法、地方自治法、地方公務員法と並んで、行政法が出題される傾向にあります。このことは、行政法が行政職員にとって身に着けておくべき必須知識であることを意味しています。 加えて、近年の法改正(行政事件訴訟法、行政不服審査法、行政手続法)に見られるように、国民から行政に働きかける制度が使いやすくなり、不服申立てや取消訴訟などの争訟も増加していくことが予想されることからも、行政法を学ぶ重要性が高まっているといえます。 本書は、東京都主任試験および特別区管理職試験に係る過去問10年分を徹底分析、判例問題も豊富に掲載しました。また、行審法、行手法、個人情報保護法の改正にも対応。昇任試験対策として、行政法の実務的入門書として最適な1冊です。
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