
釣りをたしなむ人の多くは、少年時代の思い出を心に秘めてロッドを振っている。 しかし現在、都市部、地方に関係なく、子どもたちの外遊び離れが進み、そうした問題解決の一環として「釣りや魚をきっかけに外遊びの楽しさを気づかせる」活動が、日本各地で行われるようになっている。 水産庁による「子ども釣り場」の創設構想、各地の釣り普及団体による「全国釣り教室」の開催といった大規模な取り組みをはじめ、学校や自治体などでも水生昆虫を採取し餌にして釣りを行う授業など、NPO や個人レベルでの活動も増えている。 そこで今号の特集では、釣りを通して環境教育を実践し、未来の釣り人たちを応援、サポートする元釣り少年たちの活躍をレポートする。
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