フランス生まれの美しい大型絵本。繊細かつ緻密な線で描かれた森の中に、遊びに行ったまま戻ってこないリスの子を探します。どこに行ったのかな? 森にはいろんな動物の親子がいて、みんなかくれんぼをしているようです。深い深い森の中に、シカ、キツネ、ハリネズミ、イノシシ、ウサギ……。
ページをめくるごとに動物の数が増え、種類が増えて、その数ぜんぶ合わせて100匹! 大人も子どももちょっとやそっとでは見つからない、なかなか難しい絵探しの絵本です。
7歳の息子とチャレンジしたところ、後半はだんだん調子が出てきて次々見つけられるのですが、前半のリスの難しいこと……! 小さな子リスたちなのもあって、リスだけはなかなか見つけられないんです。見つけたと思ったらまたわからなくなり、これは何度でも楽しめそう。逆に「無理!」と投げ出したくなっても大丈夫。巻末に答えが付いているので、安心して気長に探してくださいね。
光が差し込む森の中。木の肌や、岩の影。川面の反射、葉の葉脈……。線はどこまでも細かく、鮮やかに印刷されたオレンジ色と、モノクロのコントラストが、ため息の出そうな美しさ。大型絵本の画面いっぱいに広がる森の世界。圧倒的なデザイン性を醸し出す、フィリップ・ジャルベールの絵の世界を堪能してください。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
繊細なイラストの中に動物たちがかくれんぼ
深い深い森の中。 いろいろな動物の親子がいます。 リス、シカ、キツネ、ハリネズミ・・・・・・。 あちこちに隠れているよ。 どこかな どこかな じっくり探してみてね。
線画で描かれた美しいイラストの森のなかに隠れたどうぶつたちを探す遊び絵本。 ページをめくるごとに探す動物が増えていき、全部で100匹見つけていきます。大人も子どもも、何度も繰り返し楽しめます。
【編集担当からのおすすめ情報】 B4変形の大きな絵本。 一面に書かれた線画がとても美しいです。 眺めて楽しみ、探してあそべる絵本です。
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