あの「大波」の絵(神奈川沖浪裏)で有名な絵師(画家)、葛飾北斎。北斎は江戸時代の浮世絵師で、当時としてはかなり長寿の90歳まで生き、最後まで絵の上達を願って描き続けたといいます。そんな北斎が弟子のためにつくった15冊の絵手本を残しています。それが『北斎漫画』です。 『北斎漫画』には絵が4000ほど詰まっています。北斎が描いた下絵を職人たちが木版画で摺って仕上げた本です。どのページを見ても感動します。日本では「大波」ほど知られていないかもしれませんが、海外では『北斎漫画』は北斎の優れたデッサン集として同じくらい人気があります。江戸時代後期の日本では『北斎漫画』は大人気でした。 3巻では、海を渡った『北斎漫画』が、西洋の芸術家たちにもたらした影響について紹介。また、現代日本のアーティストの方へのインタビューも掲載し、現代まで続く北斎作品の存在と役割について見ていきます。 シリーズを通して『北斎漫画』の画像をふんだんに使用。また、巻末付録で『北斎漫画』の全ページを掲載しています。 === 日本人なら知っておきたい『北斎漫画』の世界シリーズ(全3巻) 1『日本中で人気沸騰『北斎漫画』って何?』_葛飾北斎が「漫画」で描く江戸のくらし 2『ハンパない描画スキル おどる『北斎漫画』!』_見たものも見えないものも葛飾北斎は描く 3『HOKUSAI MANGAがゆく!』_世界は葛飾北斎を日本人より知っている
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