「迷路でおぼえる」「クイズで覚える」「イラストクイズでおぼえる」の3パターンで、日本一高い山や、長い川、広い湖、大きい都道府県など地理的な知識を身につけたり、日本各地の1位から3位の農作物・海産物などの生産量を知ることができます。
個人的には、各ページに「県の形もおぼえよう」と題してミニイラストがあるのが楽しかったです。子どもと「熊本県、サンタの形に見える?」「確かに新潟は鳩っぽい形かも!」とツッコんだり笑ったりしながら読みました。また、日本一大きい都道府県や人口が多い都道府県はわかっても、意外と、日本一小さい都道府県、人口が少ない都道府県の人口規模はわからなかったり……。
遊びの延長で、地理の知識、雑学やマメ知識に触れて学べるのがポイント。親も勉強になるので、クイズを出してもらったり反対に出してあげたりと、親子コミュニケーションにもいい一冊です。この本をきっかけに、ニュースや旅行先などで地域の違いに興味をもてるようになるかも!
あきやまかぜさぶろうさんの絵本では『1日10分でちずをおぼえる絵本 改訂版』も人気。2冊一緒に広げて見比べるのもおすすめです。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
「日本一 高い山は?」「日本一 りんごがとれる県は?」迷路で遊んで、クイズに答えて「日本一」を覚えよう! 地理はもちろん、農作物や海産物、工芸品などの1位〜3位を都道府県と合わせて紹介。 自分の住んでいる都道府県の1位は何かな? 旅で訪れたあの県の特産物は? 遊びながら、いつのまにか地方の風土の違いがわかり、生きた日本地理が身につきます。 へーっとおどろくマメ知識も増えて、地方から日本が好きになる本。 「1日10分でちずをおぼえる絵本」といっしょに読んで、きみも地理博士をめざそう! クイズを楽しみながら、自然と「日本一」を覚えてしまう、画期的な地理絵本! 2023年7月刊
|