
2009年に刊行してから6年。秋田県の小学生は、その後も学力テストでずっとトップを走り続けています。その原動力となるものの1つが家庭学習ノートの存在です。秋田っ子にとっては「普通ですけど」という毎日の学習ノートの習慣こそがまさに、今注目の「ルーティン」の底力。毎日の積み重ねや、「わかりやすくまとめる」ための創意工夫が学力向上に役立っています。新版では「家庭学習ノートをやっていた経験は、大人になってから何か役に立っているのか」「あのときに学んだことが生かされることはあったのか」ということを、秋田県出身の方々に新規取材してインタビュー。東大生、会社役員、看護師、農業従事者、公務員など一般市民。だれもが「今思うと……」から始まるような答えが返ってくるものの、小学校6年間の家庭学習ノートから「生活に役立つ、生きていく力になる」ものを得ていたのも事実。インタビュー5人、コメント掲載多数掲載。
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