生命の維持に欠かせない血液は、わたしたちの体のあらゆるところを、休むことなくつねに流れています。そのため、ケガで大量に出血したり、手術などで血液が足りないときは、輸血をしなければなりません。また、血液を調べると、健康状態や病気などをくわしく診断することができます。
このように、とても大切な血液ですが、いったいどのような成分からできているのでしょうか? どこでつくられ、どのようなはたらきをしているのでしょうか?
本書では、血液の成分とそのはたらき、すべてをつないだ長さが地球を2周もするといわれる血管、性格診断などにも使われる血液型、血液検査でわかること、などについて、絵でやさしく解説しています。また、生命の象徴にたとえられる血液は、昔からわたしたちの生活や文化と深く結びついて、「血」にまつわる慣習や伝説が世界各地に残されています。本書ではそんな、血にまつわる雑学も紹介しています。
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