◆なぜ異次元緩和は失敗したか。検証なしに日本は前に進めない! ◇日銀・政府の歩みを総括する日本経済論の集大成!
2013年4月に始まった日本銀行による異次元の金融緩和政策。 しかしその後10年で日本経済は活性化するどころか、国際的地位を著しく下げた。 さらに、2022年の物価高騰と円安は消費者や零細企業を直撃したが、 実質賃金は上がらず、人びとの生活は苦しいままだ。
状況打破のためには金融緩和政策を見直す必要があるが、 日銀は2022年12月まで金融政策を見直そうとせず、いまも転換を明言していない。
本書では日本がこのような苦境に陥った真因を検証し、 「失われた30年」から脱却するための道筋を明らかにする。 異次元緩和はなぜ目標を達成できなかったのか、物価上昇率は適切な目標だったのか、 未来に向けて、日銀が果たすべき使命を考える。
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