「ポスト冷戦」/グローバリズムの時代に、 アール・デコ論を更新!
英国モダニズムを起点に建築・文学・都市計画などを通して「時間的」「空間的」「縦断的」な拡張の方向性のなかで、 アメリカを中心としてデザインされた「20世紀システム」を リ・デザインする。 【目次】 序章 20世紀文化空間を、今一度、考える(菊池かおり)
【第1部 】アール・デコ時代の英国モダニズム ◎はじめに モダニティ論以降のポストモダニズム、あるいは、「大衆ユートピアの夢を「ポスト冷戦」の現在において再考するために(大田信良) ◎第1章 モダニズム建築の抑圧とアール・デコの可能性(菊池かおり) ◎第2章 英国アール・デコ時代のシスターフッドの夢(松永典子) ◎第3章 文学とアール・デコ(齋藤一) ◎ 第1部の結語 アール・デコ期の英国モダニズムにみられるダイナミズム(菊池かおり)
【インターメッツォ】モダニティのさまざまな空間性・時間性 ◎第4章 スコットランドと都市計画者の 20 世紀(田英和) ◎第5章 ポスト・戦争国家「イギリス」と消費文化のグローバリゼーション(吉田直希) ◎ 第6章 『あるびよん――英文化綜合誌』から再考するヘルス・ケアと(英語)教育(大道千穂・大田信良)
【第2部】20世紀文化空間のリ・デザインとグローバル化するアール・デコ ◎第7章 リ・デザインされる美しさ(大谷伴子) ◎第8章 人びとの夢の世界を阻むもの、あるいは、21世紀のアール・デコ論のために(松永典子) ◎第9章 ポストモダニズム建築の多元性とその可能性(菊池かおり)
◎終章 エクセントリックな英国モダニズム研究(齋藤一)
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