いままで語られてきた、古代から中世にかけての日本史は、他国(とくに中国)を意識していたために、歪められています。また戦後においては、アメリカによって日本の歴史が歪められてきたのも知られています。本書は、戦後だけでなく古代においても、中国などの他国を慮って、日本の統治者が自らの古代史さえも歪曲してきたことを明らかにします。魏志倭人伝は偽書、金印も真っ赤な偽物、だから邪馬台国などない! 白村江の戦いは敗北ではない! 「大化の改新」は崇仏派との戦い、江戸の鎖国で日本文化が熟成したなど、宮崎正弘氏による目からウロコの逆説的日本史です。
|