●地球と人間は、どう生み出されたか ●世界は終末に向かうのか、天壌無窮か ●英雄は、絶体絶命の危機をどう切り抜けたか ●西洋と日本は、根っこの何が違うのか ●『古事記』はスペクタクル映画、『日本書紀』は神話のアーカイブ! ギリシア神話や『旧約聖書』、北欧神話など西洋世界の神話と、『古事記』『日本書紀』など日本神話を比較すると、地球が抱える問題の解決法や、国家間・民族対立の課題を考えるヒントが見えてくる。さらに、人間の生き様、死生観、リーダーの在り方に対する答えも書いてある。古代人の叡智が凝縮された神々の物語を、現代に生かす試みの書。
「人間の位置づけ」がこんなに違う/日本神話では人間と神の距離が近い/北欧神話の「終末論」と日本神話の「修理固成」「天壌無窮」/「父殺し」のモティーフと「国譲り」の大きな違い/黄金の時代から鉄の時代への「下降史観」/人間に「火」を与える物語と「パンドラの箱」/神話は地球物理学的な真実を含んでいる/ペルセウスの結婚とスサノヲの結婚の類似/西の果てと東の果てーー海のかなたに「永遠の魂の世界がある」
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