英国ファンタジーの幻の名作が よみがえる! ファンタジーファン必読の1冊。
英国ファンタジーの父 J.R.R.トールキンが、 自らの子どもたちに読み聞かせて 楽しんだという 知られざるファンタジーの古典が、 現代に合う生き生きとした物語として よみがえりました!
この本を、現代の作家コッサンテリに依頼して 新しい形でよみがえらせたのは、 多くの出版社に断られていた 『ハリー・ポッターと賢者の石』の原稿を 一読して出版を決めた、 英国の名編集者、バリー・カニンガム。 「トールキンに影響を与えた すばらしい物語が、埋もれているのは もったいないと思った」と語ります。
『ホビットの冒険』『指輪物語』の ホビット族の原型となった、 ちょっと抜けているけど 気がよくて勇敢な<スナーグ族>と、 二人の子どもたちが、 魔女や人食い鬼、ゴブリンやトロールの いる世界で、冒険をくり広げる物語。
口をきかない女の子フローラと、 サーカスで育った男の子ピップは、 <身よりのない子どもの家>で出会って 仲よくなった。
<子どもの家>で働いている <スナーグ>のゴルボは、 二人に親切にしてくれる。
<スナーグ>は、人間より体が小さく、 ちょっと抜けているけれど、 親切で勇敢な種族だ。
でもある日、フローラたちに 規則を破ってお菓子を食べさせた、 という理由で、ゴルボはくびになり、 スナーグの国へ帰ってしまう。
一方二人は、ほかの子たちが ピクニックに行ったのに、 罰として居残りをさせられる。
そこへ、あやしい大男が運転する 自動車がやってきて、 フローラがさらわれそうになる。
やがて二人は、森の<特別なイチイの木>に できたすきまをくぐり、 世界へ足を踏み入れることに…?
ファンタジーファン、児童文学ファン 必読の1冊です。
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