小6のアオイは、親友から「いつも人まかせだよね」と言われ、へこんでいた。父親のカレー店も感染症の影響で客が減り、席替えではクールでそっけないカンナの隣になり、さらに気持ちを暗くさせる。ある日、「フードバンクAGAIN」と書かれた建物の前でカンナに会い、引っぱられるように中に入ると、そこは食堂だった。しかも、タダで食べられるという。ここが「子ども食堂」で、カンナから家が貧乏だと打ち明けられたアオイは…。
◆貧困、フードロスは人ごとじゃない! 現代の社会問題を子ども目線で描く! ◆現実にあるフードバンクを舞台にした、リアルな創作読み物! ◆巻末に貧困・フードロス問題の解説付き! 読書感想文にも最適!
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