「朝起きられない…」「体がしんどい…」「学校に行けない…」 そんな悩みをもつ10代に贈る、心と体のセルフケア。
いくら休んでも回復しない「慢性疲労」に苦しむ人が多くいます。 しかしじつは、「疲れ」をうまく表現できない多くの子どもたちも「慢性疲労」であることがわかってきました。 「授業に集中できない」「朝起きられない」「すぐにイライラする」「記憶力が低下した」。 これらは、慢性疲労が原因かもしれません。
慢性疲労とは、通常の疲労と違い、脳が情報交換エラーによる炎症を引き起こしている状態。 さらに近年では、ウィルス感染などが原因となって恒常的に脳が炎症している「慢性疲労症候群」という病態も注目されており、大人では寝たきりになってしまうこともあります。 そして子どもでは、じつに94%の患者が、身体的及び認知症状のために、学校の成績の悪化を経験しているのです。 「小児慢性疲労症候群」は、大人のそれと比べて、快復率が高い。適正な診断と治療を行えば、もとの日常に戻ることできるのです。 本書は、「慢性疲労症候群」と同じく脳の過敏であるHSPの臨床医第一人者の長沼睦雄医師が、疲れのメカニズム、脳の仕組み、疲労からの快復方法などを10代向けに易しく解説します。
<目次>■マンガ A 朝、体調が悪くて起きられない B 学校が疲れる、毎日がしんどい C 突然、体に力が入らなくなり、起きられなくなる ■知識編〜体で何が起きているの? その不調には理由があります!〜 1 「学校に行けない」はなぜ起きる? 2 体の自動調節機能のことを知ろう 3 「脳の慢性炎症」とは何か 4 脳や体の「慢性炎症」が引き起こす病気 知識編まとめ 不調をこじらせないために大切なこと ■実践編〜疲れた体をラクにする習慣〜 ■付録〜子どもの「体調不良と不登校」に悩む大人のみなさんへ〜
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