子どもたちを性暴力の被害者にも加害者にもしないために 本書は、フランスで女の子を持つ2人の母親がクラウドファンディングで制作した性教育のえほんです。からだの構造から、思春期、性自認、性的指向、性的同意、愛などの人権教育に及ぶテーマまで扱った良書で、その公益性が認められ、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の認定マークを獲得しています。日本人が苦手とする性教育のテーマをタブーなく正しく語り、尊厳の本質を明確に教えてくれる本は、やがて社会に出ていく子どもたちが、これからの時代を自由に生きていく力になります。本国で発売後すぐにベストセラーとなった良書を日本の子どもたちそして大人たちにも手にとってもらいたく、日本語版を刊行いたします。 ※2022年4月に発売した『女の子のからだえほん』に続くシリーズ2作目です。
表紙から想像できるように、男の子のデリケートゾーンのことをものすごく細かくていねいに、しかもそれがリアル過ぎないよう絶妙なバランスでかかれています。もちろん女の子のからだのこともあるし、また心のことにもきちんとふれてあります。
大人はとかく性のことにふれてはいけないとか、逆にきちんと教えないといけないとか考えがちですが、この本を子どもに渡してまずはひとりで読ませてあげたいです。できれば大人がそばにいて「これってどういうこと?」と聞かれたらまっすぐ答えてあげれば、それでいいんじゃないかと思います。まずは子どもが知ること。
ただ、大人でも「知らなかった」「なるほど」は結構たくさんあり、私自身とても勉強になりました。
(『女の子のからだえほん』もあります) (よし99さん 50代・じいじ・ばあば 女の子0歳)
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