ときめく「左京区」。誰もが恋したくなる!
舞台は京都、主人公は不器用な理系男子たち――。 みずみずしい恋愛もようで人気の「左京区」シリーズ、5年ぶりの新作。
父親の仕事の都合で引っ越してばかりだった璃子は、4歳の時、引っ越し先の奈良で果菜と出会う。 二人はすぐに仲良くなって、八百屋を営む果菜の家で毎日のように遊んだ。それに時々つき合ってくれたのが、果菜の兄だった。
幼い璃子は、ある日こんなことを言った。 「わたし、お兄ちゃんのおよめさんになる」
やがて璃子は埼玉へ引っ越し、果菜たちと離ればなれになるのだが、高校進学のタイミングで大阪へ来て、再会を果たす。
璃子はそれから「お兄ちゃん」のいる大学へ進学。 4回生になった兄は、大学院進学をひかえて研究に追われていた。
穏やかな学生生活が続いていたが、ある秋晴れの日、二人にとって大きな事件が起きる。
『左京区七夕通東入ル』『左京区恋月橋渡ル』につづく5年ぶりの「左京区」シリーズ最新作は、愛があふれる最高傑作。乞うご一読!
|