
多くの童話を発表し、若くして亡くなった新美南吉の選集の1冊です。表題作のほかに、動物の出てくるユーモラスなおはなしを中心に9作を収録しました。 ○新美南吉童話選集5点(ひとりで読むなら小学校低学年くらいから) 「ごんぎつねとてぶくろ」ほか1作、「あかいろうそく」ほか6作、「がちょうのたんじょうび」ほか9作、「こどものすきなかみさま」ほか9作、「こぞうさんのおきょう」ほか10作。
 収録作品=がちょうのたんじょうび/うさぎ/あし/二ひきのかえる/おかあさんたち/さるとさむらい/げたにばける/かごかき/あめだま/ろばのびっこ

新実南吉さんがどんな性格だったのか、おはなしを読むと想像できます。
素朴で優しく、ユーモアもあって、どんなことも善意の目で見ることが出来たのでしょう。
いつも偉そうなお侍が、無骨な優しさをみせてくれる「さるとさむらい」と「あめだま」が好きです。
「げたにばける」も優しいおさむらいが出てきます。
南吉は物を大切にして、それを作る人を大切に思う人だったのでしょう。
物事の背景を想像出来る方だったのでしょう。
南吉の視点を子どもたちにまねしてもらいたいです。 (おるがんさん 40代・ママ )
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