工藤直子と和合亮一の“いのち”をテーマに描いた5つの詩に三宅悠太が作曲した混声合唱とピアノのための曲集。合唱創造となみによって『砺波市の歴史・風土・景観・自然・人などをイメージさせ、子どもから大人までが一緒に合唱できる合唱曲』というコンセプトをもって委嘱され、2020年2月2日(砺波市文化会館)となみの合唱祭V ―オーケストラアンサンブル金沢とともに(指揮:古橋富士雄/管弦楽:オーケストラアンサンブル金沢/合唱:合唱創造となみ合唱団/指導:大門康彦) にて初演された。富山県の西に位置する砺波市の美しい自然に作曲者が接した際に感じた、自然の鼓動と“生きていること”への実感。その忘れ得ぬ体験をダイナミックで親しみやすい“歌”へと昇華した。初演はオーケストラ伴奏によるものだったが、砺波市をこえて全国の合唱団に幅広く歌ってもらえることを願い、ピアノ・リダクション版を刊行する。
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