メダカをサンマにする方法って?犬や猫が二本足で歩くわけは?巨大なかぶと虫が乗り物になる? 「えー、ほんとう?」と、思わずにはいられない、びっくりオモシロ話がいっぱい! 杉山さんの住んでいるところはとても風の強いところ。だから……。 道のあちこちに人間1人分くらいの幅の、深い縦穴が掘ってあるんです。これはあとでわかったんですが、防風壕と呼ばれるものでした。道を歩いていて強い風にぶつかった人は、とにかくこの穴に飛びこんで、風がおさまるまで、首をすぼめて出ないようにするんです。でないと風に飛ばされてしまうからです。(本文より)……なんだって。
杉山亮さんといえば「あなたも名探偵」シリーズで、読書好きの子どもたちのハートをわしづかみにしている方ですが、実は私は、このシリーズは本屋で立ち読みしたことしかありませんでした。
本書は、杉山さんが毎年ご自宅で行う「ものがたりライブ」でやったお話をまとめたものだそうです。
ありそうで、なさそうで、こんなことがホントにあったらどんなに面白いだろう!って、ショートショートのお話が2本入っています。
先に私が読んでみて、あんまりに面白かったので、中一と小三の子どもたちに読み語ってしまいました。
(あとで、子どもたちは自分で読みなおして「面白いところはママが全部読んじゃったから、つまんなかった」と、文句を言われてしまいました)
それでも、年の離れた二人が面白い!!と、絶賛してくれました。
物語というよりエッセイみたいな乗りで、気楽に読めます。字もおっきくイラストもたくさんあるので、あまりたくさん読むのは苦手。というお子さんでも、きっと楽しく読めるんじゃないかな?
短い内容なので、読んであげちゃってもOK!
きっと杉山ワールドの楽しさに子どもたちは大喜びしてくれることと思います。
読んであげるなら、幼稚園くらいから、一人で読むなら中学年くらいから大人が読んでも楽しい児童書です。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子13歳、女の子8歳)
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