●近藤さんの主張が 医学界で通らないほうがおかしい―― 養老孟司(『バカの壁』『ものがわかるということ』ほか) ●学問的真実を絶対に譲らず、 妥協をしなかった人―― 和田秀樹(『80歳の壁』『70歳が老化の分かれ道』ほか) ●ガンになったとき、 診てほしい人がいなくなった―― 上野千鶴子(『おひとりさまの老後』『在宅ひとり死のススメ』ほか) 医療、医学に関心、疑問を持つすべての人必読の 盟友3人による「私の近藤誠論」収録!
突然の死から1年――幻の取材原稿と、 3人の知性が語り尽くした深掘り追悼論考で、 医学の常識を覆した“近藤理論”の 真の意義が明らかに!
がん、健康診断、ワクチンから新型コロナまで 「医療ムラ」のウソを暴き続けた医師の全記録! ―――――――――――――――――――――――――― 1983年 乳がん治療法として日本で初めて「乳房温存療法」を実施 1988年 論文「乳がんは切らずに治る」を雑誌『文藝春秋』に寄稿 1992年 この年から無治療を望むがん患者への「がん放置療法」を実施 1996年 がん治療・検診の常識を覆す『患者よ、がんと闘うな』を刊行 2002年 検診で病気がつくられる実態に切り込む『成人病の真実』を刊行 2012年 100万部突破の金字塔『医者に殺されない47の心得』を刊行 2013年 渋谷に「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を設立 2017年 医学界の新たなタブーに迫る『ワクチン副作用の恐怖』を刊行 2021年 コロナ禍の真実を暴く『新型コロナとワクチンのひみつ』を刊行
なぜ、近藤誠は医療界と闘い続けたのか。同じく医師であった父の様子を見て育ち、慶応義塾大学医学部に進んで、目の当たりにした医療の現実。そして、医学部を首席卒業し、アメリカ留学を果たすなど、将来を嘱望されていたにもかかわらず、医療界の常識に挑むようになった真の理由。さらには、その闘いの原点とがん放置、検診反対といった「近藤理論」の根本に至るまで、これまで明らかにされてこなかったエピソードをふんだんに盛り込んだ近藤誠医学本の集大成です。さらに、共著も出し、何度も対談してきた『バカの壁』で知られる解剖学者の養老孟司氏、とりわけ乳がん治療についてさまざまな知見を得るとともに、同じように組織と闘い続けた社会学者の上野千鶴子氏、老人医療、健診不要論などさまざまな医療常識に近藤誠とともに挑み続けた『80歳の壁』の著者、和田秀樹氏という盟友が、知られざる近藤誠像を語り尽くした寄稿を収録。近藤誠のすぐれた業績の意味が多面的にわかる1冊となっています。
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