人間と自然に対する深い理解に基づいたデザインで知られる近代建築の巨匠、 アイノとアルヴァ、二人の「アアルト」は、どのようにお互いを信頼しあい、共に歩んできたのか。 孫であるヘイッキ・アアルト=アラネンが、これまで多く触れられることのなかった アイノとアルヴァの間の心の交流を、二人の手紙から明らかにします。
婚前のアイノの手紙から始まり、パイミオのサナトリウム、マイレア邸などの代表作について 二人が交わしたやり取り、アルテックの創設、ヴァルター・グロピウスやモホイ=ナジ、 フランク・ロイド・ライトらとの間にあった深い絆、戦争時の行動など、 デザイン史・歴史の重要な場面にかかわる手紙も多数収録。 二人の生きた姿とともに、20世紀という怒涛の時代が手紙から浮かび上がる、第一級のドキュメントです。
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