歳を重ねれば、体の機能や能力が衰えていくことは避けられません。若いころならば、健康診断で血圧やコレステロール値、血糖値が高いと指摘され、それを薬などで下げることで、命に係わる病気を防ぐ意味はあるでしょう。ところがそれと同様の医療、「引き算医療」を、高齢者に行うと、元気や活力が奪われ、そのベースとなる免疫力にダメージを与えてしまうことになるのです。 60歳を過ぎてから必要なのは、むしろ足りないものを積極的に補っていく「足し算医療」です。著者が60歳から実践してきた、血圧や血糖値のコントロール、毎朝摂取するサプリメントや食生活などをはじめとする「足し算医療」の例を紹介しながら、70代、80代を迎えても元気にイキイキ、ハツラツと人生を謳歌するための「足し算医療」という考え方と具体策を提案します。
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