12歳から柏レイソルで過ごし、18歳のときにトップチームに昇格。昨年11月5日の日立台でのホーム最終戦でユニフォームを脱ぐまでの26年間、クラブ一筋を貫いた大谷秀和。
本書では、そのサッカー人生に注目し、キャリア形成に影響を与えた人物、事象など、これからのビジョンについても掘り下げる。
大谷秀和(おおたに・ひでかず)
1984年11月6日、千葉県流山市出身。小学1年生のときに初石少年サッカークラブでサッカーを始め、4年生から流山FCでもプレーした。中学1年生のときに柏レイソルジュニアユースに加入。ユースでもプレーし、2003年にトップチーム昇格を果たした。同年3月のJ1リーグ開幕戦でデビューを飾り、04年10月にプロ初ゴールをマーク。06年に背番号を「23」から「7」へ変更。08年にキャプテンに就任した。10年にJ2リーグで優勝し、J1昇格を決めると、翌11年にJ1初優勝を果たし、Jリーグ優秀選手賞も獲得した。12年度は天皇杯、13年にはヤマザキナビスコカップも制した。17年4月にクラブ史上初のJ1通算300試合出場、20年12月にクラブのリーグ戦最年長出場記録を更新した。22年10月31日、同シーズン限りで現役を引退することを発表。指導者の道に進み、現在はトップチームでコーチを務めている。
|