あらゆるデザインにおいて、「文字」はなくてはならない要素だ。PCやスマートフォンのオンスクリーン上など、多様なメディアへ対応することが不可欠な現代、さらにデジタルフォントの選択肢が飛躍的に増え、ますます「文字デザイン」の自由度が高まっている。コミュニケーションが加速している潮流の中、アートディレクターやデザイナーは、あらゆるメディアにおいて人を惹きつける美しいフォントと文字組みのバランスを探り、個性を際立たせるために試行錯誤を続けている。 「文字デザイン」は、まさにデザイナーの力量が問われる部分だ。本特集では、文字に精通したトップアートディレクター、デザイナーを厳選。それぞれの視点から、文字とデザインの関係を紐解いてみた。
■目次 ●佐藤可士和(SAMURAI)目的に応じて文字を自在に操り、ブランドにふさわしいイメージを構築する ●水野 学(good design company)ブランドの歴史をたどり、文字の奥深さに向き合う ●SPECIAL TALK 知識の蓄積と言語化の力で、文字デザインの価値を最大化する 今市達也 × 水野 学 [ブランディングデザインと文字]●内田喜基 (cosmos)クライアントの想いを「文字化」する [本と文字]●山田和寛 (nipponia)文字は、著者に代わり発する“声”。その雰囲気と内容にいかに寄り添うか [パッケージデザインと文字]●赤井佑輔 (paragram)文字が持つ特性を最大限活用し、「わかりやすさ」と「違和感」を共存させるパッケージ [グラフィック、タイプデザイナーの視点]●今市達也 (MIMIGURI)フォントは発信者の人格を体現する動的ツール。デザインを通して、使う価値や楽しさを伝えたい ■各社一押しの新書体 ・モリサワ:Morisawa Fonts × minna 角田真祐子・長谷川哲士 ・フォントワークス ・タイププロジェクト ・モトヤ Professional CREATORS GALLERY クリエイターズ・バリュー クリエイター30組の仕事 Creator in the Spotlight:明里圭修(CRATER Inc.)
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