
ネコは ねるのが しごとって、 人間は なんにも わかってないなぁ。 ほんとうは、とてもとても いそがしいのに。
ターくんちのネコ・チャオは、昼間はいっつも寝ています。ターくんとママは、「ネコはねるのがしごとだ」なんていいますが、チャオはほんとうはとってもとってもいそがしいのです。チャオの仕事は、人間がねむったころにはじまります。自由に動きたい電化製品たちと一緒に曲を演奏したり、近所のネコたちとネコビームを交わしたり、家族がぐっすりねむっているかチェックしたり……。その晩、ターくんがぐっすりねむっているかチェックしにいったチャオは、夢のなかでターくんが、だれかにいじわるされているのに気づくのですが……。
ハラハラドキドキの物語を通して、「空想することや物語を読むことの楽しさ」を伝える児童文学。
すべての見開きにカラーの挿絵入り!
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