人間は群れる動物動物である。 人間以外の全ての動物は「国」を知らない 「国境」を知らない 「軍隊」を知らない もちろん「戦争」も知らない。
動物の一種である人間は、行動の起点となる欲求も、具体的行動もほとんどすべてサルと同じです。 違って見えるのは、人間と他の動物との唯一の差異、つまり「バーチャルな環世界」を人間が持つようになったからです。 群れる動物である人間の、群れの最小単位が家族です。『家族考』は、家族の形成と変化を、人間の環世界とその変化(狩猟革命、農業革命、資本革命)に即して論じています。 また、法人考・格差考では、現代社会が抱える少子高齢化の問題は、単に個々人の問題ではなく現在の家族に大きな影響を与えている資本主義という経済構造によるという視点を示しています。 人間は動物の一種であるという視点を正面から追及し、生きもの(集団)としての在り方と人間(個人)の幸せが必ずしも一致しないという、人間だけが持つジレンマの克服を考えます。
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