
2020年カーネギー賞受賞『荒野にヒバリをさがして』の姉妹編
ケニーとニッキーの兄弟は、父さんと3人暮らし。 母さんは家を出ていってしまい、 父さんは犯罪に巻き込まれ保釈中で、 酒におぼれ気味だった。 兄のケニーは特別支援学級に通い、 ケニーの面倒はいつもニッキーが見ている。 ある日、村の不良たちはケニーに 「アナグマと遊ぼう」と声をかけ、 ケニーとニッキーを雑木林に呼び出した。 村の不良ジェズボとその仲間だ。 ジェズボは、アナグマの巣穴に飼い犬をけしかけて アナグマと戦わせる悪質な遊びに、 ふたりを巻き込んだ。 ケニーは早々に逃げ出すが、 ニッキーは不良たちの目を盗んで、 どうにか母アナグマと子アナグマ3匹を逃がす。 そして、不良たちが去ったあと、 ニッキーが見つけたのは…?
動物とのふれあいを経て、 苦しかった生活に光が射す様子を みずみずしく描く感動作。
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