おじさんが暮らし始めた古い家は、ちょっと『出そう』な雰囲気だけど、直紀はこの庭が気に入っていた。おじさんと直紀の予想どおり、ここはふしぎなものが集まってくる庭だったが、直紀はおじさんや不動産屋の水野さんと協力しながら、かれらが起こすハプニングやピンチを乗りこえていく。ふしぎなものたちとの出会いや交流は、直紀を少しずつ成長させるが、この庭にはまだまだ秘密がありそうで…。朝日小学生新聞に連載された作品「遠い山の見える庭」が待望の書籍化!
ふしぎなものが沢山出てきてテンポが良いお話なのでどんどん読める。
登場人物が皆魅力的。
特に、主人公の直紀とおじさんの人を外見で判断しないところが本当に素敵。
私もこうでありたいと思う。
古い家の庭に住むふしぎなものたちと主人公たちとの心の交流を描いていて、その清さにハッとさせられる。
人として大切なことが沢山書かれている。
そんな本だと思った。
私が特に好きなのは保育園の園長先生が直紀に向かって話した言葉と、1番最後あたりで登場するものが、なぜ直紀とおじさんをこの家に呼んだか話しているところ。
小学校中学年くらいから楽しめると思うけれど、大人の人にもぜひ読んでもらいたい。 (ふーまりおさん 40代・ママ 女の子10歳、男の子7歳)
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