春の日ざしのそそぐ、たんぽぽ野原。みつばちがとんできて、たんぽぽの花のみつをちゅるちゅる吸います。次にとかげがやってきて、たんぽぽの横でひなたぼっこ。続いてすずめがとんできて、種をパクパク食べます。最後にやってきた子どもがたんぽぽをつつくと、綿毛がふわ〜と飛んでいきます。「たんぽぽのはら ぽかぽかのはら」というおだやかな言葉の繰り返しにのせて、たんぽぽと次々やってくるいきものとのドラマをえがきます。
たんぽぽがたくさん咲くのはらに、ミツバチやとかげ、すずめそしてよちよち歩きの赤ちゃんがやってきます。みつをすったり綿毛を飛ばしたり。それぞれがたんぽぽと上手に触れ合う様子がやさしく描かれます。
柔らかな色合いの版画絵で、とてもおしゃれです。
「あかちゃんのおさんぽえほん みじかないきもの」シリーズとして他にも何冊かあるようなので、そちらも読んでみたいです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子14歳)
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