■戦争が身近になった今、すべての人に読んでほしい一冊
ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとハマスの戦闘、北朝鮮の核・ミサイル開発――日本に住む子どもたちにとっても、戦争は当事者として直接的・間接的に直面する課題にほかなりません。そこで本書では、ウクライナ戦争を例にとり、なぜ戦争が起こるのか、戦争を起こした国は憎まれ続けるべきかなどのテーマを、やさしい言葉と図解を用いて解説します。
■本書の3大特色
・ウクライナ避難民への取材をもとにした漫画 各章の冒頭と巻末に、計40ページの漫画が入っています。ウクライナ避難民の女子中学生と、日本の男子中学生の交流を描いた物語です。主人公の悩みや葛藤に共感し、戦争を自分ごととして考えるきっかけになります。 ・なぜロシアはウクライナに攻め込んだのか? わかりやすく解説 ロシアの軍事研究を専門とする小泉悠さんを監修に迎え、ロシアがウクライナに侵攻した理由、ロシアとアメリカの関係、ロシア・ウクライナ両国民の声、長引く戦争の行方などをわかりやすく説明しています。 ・豊富な図解とイラストで世界の戦争がわかる 「なぜ戦争は起こるの?」「話し合いで解決できないの?」など、戦争にまつわるギモンを豊富な図解とイラストを使って解説しています。ウクライナ戦争に加え、パレスチナ紛争や北朝鮮の核・ミサイル問題も取り上げています。
■監修者・小泉悠さんの言葉
爆弾が降ってきたり、たくさんの人が傷つき死んでいく様子を、毎日のように目にするようになりました。目を背けたくなるような現実にどんな視線を向けたらよいのか。そして、そんな現実をどう変えていくのか。この一冊が考えるきっかけになると思います。
■各章概要
・第1章 なぜ戦争は起こるの?〜ロシアとウクライナを例に考える〜 2022年2月24日、ロシアはウクライナへの軍事侵攻を開始しました。なぜこのようなことが起こってしまったのでしょうか。両国の歴史をさかのぼって説明します。
・第2章 戦争は遠い国の話じゃない 戦争は遠い国の出来事ではありません。日本も約80年前まで、たびたび戦争をしていました。太平洋戦争が起こった理由や、今も続く基地問題・領土問題を解説します。
・第3章 争いのない世界のために 日本に生きる私たちは、世界の戦争と決して無関係ではありません。世界平和のための政府・企業の取り組みや、私たち一人ひとりにできることを紹介します。
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