
地位やお金に無関心で自然を愛し粘菌の研究を一生続けた異才の型破りな人生ストーリー。
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このシリーズ、小3の息子とかなりハマって読んでいます。
漫画ではありますが、事実に基づいて描かれているのと、
漫画自体も変に崩したイラストとかではないので、内容に集中して
読み進めることが出来ました。
正直、「南方熊楠」という名前を一度も聞いたことが無く、
名前も読めないし、「誰、それ?」という感じで読み始めました。
18ヶ国語を話し、外国へ行くことも難しい時代にアメリカやイギリスへ
留学し、あらゆる知識を持って研究した、博物学者なんですね。
子どもの頃に、難しい本を全部記憶して写してしまったエピソード、
生涯を通して自然を愛する姿勢は、とても興味深かったです。
また、自然保護運動の先駆け的存在でもあったんですね。
余談ですが、先日テレビを見ていたら、窒素固定菌の研究を
していたということで、南方熊楠の名前が紹介されていて、
興味深く視聴することができました。
この本を読んでいなかったら、スルーしていたと思います。
貴重な日本人の存在を知ることが出来て良かったです。 (どんぐりぼうやさん 30代・ママ 男の子8歳)
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