
命をかけてビザを発給し、六千人をこえるユダヤ人難民を救った外交官・杉原千畝。戦後、イスラエルをはじめ多くの国から表彰を受け、世界中の教科書で取り上げられる、国際化時代の旗手、杉原の決断の人生を描く。

第二次世界大戦下がメインのお話なので、かなり重い空気が漂うシーンが続くのですが、コミカルタッチなのでかなり読みやすく、また、千畝さんの温かな人柄がとてもよく伝わってきます。
自分の行動が国という大きな機関にどう思われるのか、一方で目の前にいる人達にどう影響するのかという緊迫した状況の中で、勇気ある行動に移すことが出来たその心の強さは、読む人に強く訴えかけるものがあるのではないかと思います。
(hime59153さん 50代・ママ 男の子12歳)
|