
ゆのんは、おかあさんにムカついています。だから、今夜は眠れそうもありません。「こんなときは、あそこにいこう!」といって、ベッドの下にもぐりこむと・・・。しぜんに一本道があらわれて、その先に『スナックこども』というお店が見えてきます。このお店には、こどもだけしか入れません。ママもマスターも、こどもです。イヤなことがあったこどもたちが、夜にお客としてやってきて、好きなものを食べたり飲んだり(もちろんノンアルコール)、ぐちをいったり、歌ったりしながら、大人への不満を分かち合い、ストレス解消するの場所なのです。

読み終えて、お家の中に居場所がないと感じたときに、自分が子どもの頃どうしていたんだろう。と思いました。
安全な場所で、美味しいものを食べて、自分の話に共感してもらえる、こどものためのスナック。
たまりにたまった気持ちを吐き出したり、みんなで歌ったり、そしてまた日常に帰っていく・・・もしも、現実の世界でこんな居場所があればいいなぁと。
子どもに読み聞かせる時は、カラオケ部分をどんな風に歌うか毎回考えるのが楽しいです。 (ゆっちっちさんさん 40代・ママ 女の子4歳)
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