ぼくはお風呂が大きらい。体も頭も洗わずに風呂場から出ようとしているぼくに向かって、お父さんが湯ぶねから声をかける。
「あわあわジャングルツアーに招待してやろう」
気がつけば、そこは泡のジャングル。泡の小鳥たちがピーチクパーチク鳴く泡の森を、お父さんが運転する泡の車で走り出す。すると泡の動物たちが次々とあらわれ、車はさらにスピードをあげていく。とうとう泡が飛ばされ、車が消えてしまった。するとヒョウが襲ってきて……ぼくらはあわや大ピンチ!? でも、お父さんがいるから大丈夫。とっさに泡の中から取り出したものは?
床も壁も天井もそこらじゅうが泡だらけ。家の中でこんな状態になっても怒られないのはお風呂だけ。だったら思いっきり楽しみたい! 片平直樹さん、高畠那生コンビによる痛快お風呂冒険絵本を読んでいると、お風呂がきらいだった気持ちなんて、あっという間にどっかに消えてしまうはず。そして、待ちきれずに聞いてしまうのでしょう。
「おとうさん、つぎのあわあわジャングルツアーは いつ?」
(磯崎園子 絵本ナビ編集部)
親子のふれあいも楽しいお風呂のファンタジー
お風呂ギライな僕に「あわあわジャングルに招待しよう」とお父さんが言った。 浴室のドアを開けたら、そこは、泡のジャングル。
お父さんは、泡でできた車に乗っていた。 お父さんと僕はジャングルをドライブ。 スピードを出すと泡が飛ばされ、車が消えてしまった。 ヒョウも襲ってくる。 でも、お父さんといっしょなら大丈夫さ。
体の泡を流したら、ジャングルツアーもおしまい。 読者の子どもたちも、お風呂時間が待ち遠しくなりそうなお話です。
担当編集者より 片平先生、高畠先生コンビによる痛快お風呂絵本!お父さんの運転する泡の車に乗って、あわあわジャングルツアーに出発!お風呂が嫌いな子もきっとお風呂タイムが楽しくなっちゃう一冊です。
高畠那生さんのポップなイラストが大好きなので、こちらも読みたいと思いました。
お風呂嫌いな男の子。一緒に湯船に使っていたお父さんが「あわあわジャングルしようか」と誘います。
あわあわジャングルってなんだろう?と思ってページをめくると、そこにはなんとも楽しい風景が。
こんなジャングルツアーがあったら、お風呂の時間が楽しくなるのは間違いなしですね。こんな遊び心のあるお父さん、最高だなと思いました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子14歳)
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