普段、歩いている道ばたに、こんなにもふしぎで面白い世界が広がっている―― みちくさ研究家として人気の植物学者が贈る、 散歩の途上で出会う草花、街路樹をめぐるエッセイ。
足元の雑草や花の香りから季節の移ろいを感じたり、赤く色づく葉っぱを見て切ない気持ちになったり。 少しだけ目線をそらしてみると、見慣れた景色の中にもさまざまな発見がある。 毎日の散歩が楽しくなる、生命の躍動にあふれたドラマが満載の1冊。
◇「パイオニア(開拓者)」と呼ばれる雑草 ◇なぜ雑草は「強そうに見える」のか ◇太宰治、竹久夢二を魅了した外来植物 ◇なぜ、夏の花は朝に咲くのか ◇ヒガンバナがぴったりお彼岸に咲くワケ ◇キンモクセイの芳醇な香りは「オスの香り」? ◇ツバキが花びらを散らさず「花ごと落ちる」ワケ ◇葉っぱが赤く色づく「哀切のメカニズム」 ◇なぜ、すべての命に限りがあるのか
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