「こんにちは おいもちゃんです」
前作『チキカングー』でわんちゃん、ねこちゃん、メルちゃんと一緒にご機嫌にリズムに乗っていたおいもちゃんが、今作では主人公として明るく登場です。足元の白い靴下がお似合いです。
でも今日のおいもちゃんはちょっとワイルド。大胆に靴下を脱ぎ捨て、やっほーと駆け出し、思いっきりざぶーんと水の中。気ままに泳いでいると、「はっくしょん」! なんだかちょっと寒くなってきて……?
樋勝朋巳さんが贈るゆかいな赤ちゃん絵本のシリーズ。おいもちゃんは人でも動物でもなくお野菜だけれど、小さな子どもたちにとっては、親しみのわく元気なおともだち。やっほー!な気分だって、はしゃぎすぎちゃうところだって、共感しちゃうはず。風邪をひいて困っている時にやってきてくれるのは、いつも優しいメルちゃん。おいしいおやつを食べる時にはわんちゃん、ねこちゃんも一緒。
いいな、いいな。私も友達になりたいな。メルちゃんに優しくされたいな。大丈夫。絵本を開けばいつだって、おいもちゃんたちがそこにいますよ。そんな楽しくて優しい世界が待っています。さあ、みんなで一緒に遊ぼうね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
おいもちゃんが突然くつ下を脱いで、ざぶーんと海へダイブ! プカプカ気持ちよく泳いでいたものの、しばらくすると……ハックション! ハックション! あれれ? 風邪ひいちゃったかな? そこへ友だちのメルちゃんがやってきて……。
ゆる〜い感じの絵が大好きです。樋勝さんの絵本は新しいのが出るたびに読んでいます。今回は赤ちゃん向け?なんでしょうね、あまり物語っぽくなく、絵を楽しみました。芋掘りができる秋にぴったりの一冊だと思いました。 (ままmamaママさん 40代・ママ 女の子11歳、女の子7歳、男の子5歳、女の子3歳)
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