すりばち団地のひみつ、守らなきゃ 小学生の女の子、薫子と雪乃の前にあらわれた男の子、晴人。3人が知っていた「すりばち団地のひみつ」はまったく別のものだった!?団地を舞台に、瑞々しい筆致で紡いだ大島真寿美の最新作!
「すりばち団地」に住んでいる薫子と雪乃は、幼なじみ。その2人の前にあらわれた転校生の晴人。薫子と雪乃が知っていたのは「ボタンを押すと世界が沈んでしまう」ということ。しかし晴人が知っていたのは、「ボタンを押すと願いが叶う」ということ。どちらが真実?3人は、真実を探しもとめ動きだす。 ――団地を舞台に心の揺れ動きを丁寧に描き出した物語。
すりばち団地の敷地の底にあるというボタン。
それを押すと、夢が叶うだとか、団地が消えてしまうだとか…都市伝説(?)的な話。
いったいどんなボタン?そもそも本当にあるの?と思いつつ。
ボタンを探しているうちに、だんだんと真相が…!?
(みちんさんさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子3歳)
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