親友とすごす楽しい時間もあり、とんでもなく退屈な時間もあり、純粋な喜びもある、10歳の男子ベニーのありのままの日常がつづられます。作者イーサン・ロングの体験にもとづいた物語です。 そこそこ幸せに生きていた主人公ベニーに、キツいできごとがふりかかってきます。両親の離婚、父さんの病気、アンガーマネージメントのためのカウンセリング……。軽くはないテーマが扱われますが、ほぼ全ページに添えられた作者自身が描くユーモラスなイラストの助けにより、ベニーに共感しながら読み進めることができます。物語を通して、「ひとりじゃないよ。助けを求めることがだいじだよ」という作者からのあたたかいメッセージがダイレクトに伝わります。
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