ハンディキャップという言葉から、何を思い浮かべますか。自分には関係のない世界のこと――多くの人は、そんなふうに感じていることと思います。 本書は、ハンディキャップという言葉を通して、子どもを育てる意味を考える絵本です。本書のなかで「ボク」は、「人は誰もが人生のチャレンジャー」で、ハンディキャップはそのための条件の一つだと語っています。 作者は、女性に人気の絵本作家・葉祥明さん。シリーズ既刊『おなかの赤ちゃんとお話ししようよ』『生まれた赤ちゃんとお話ししようよ』『生んでくれて、ありがとう』『子どものこころを感じてみようよ』は、妊娠・出産・子育て中の女性のあいだで静かなブームを巻き起こし、おかげさまで17万部を超えるロングセラーとなっています。 プレゼントにも喜ばれる、味わい深い絵本です。
ボクがママのこどもにうまれたのは、 ママにあいたかったから。 ママのあいを、だれよりもひつようとしたから。 そして、ボクがパパのこどもにうまれたのは、 パパのゆうきを、だれよりもひつようとしたからなんだ。 ――本文より
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