ひとの配偶者の呼び方がむずかしいのはなぜ? ことばと社会のこんがらがった相互関係をのぞきこみ、私たちがもつ「言語観」を明らかにし、変化をうながす。
ことばと社会のこんがらがった相互関係をのぞきこみ、 私たちがもつ「言語観」を明らかにし、変化をうながす。
----- 言葉は社会を駆け巡り変化をもたらす。 本書はその旅路を見せてくれる。 ――三木那由他さん(『会話を哲学する』『言葉の展望台』) -----
ことばは社会の見方や価値観をゆるがす一方で、 社会もまたことばの使われ方に影響を与えている。 新しいことばのインパクトとそれに対する抵抗や躊躇、 こんがらがった関係を事例とともにのぞきこみながら、 私たちがもつ隠れた意識を明らかにし、変化をうながす。
【内容のほんの一例】 ・ことばが社会を変化させるメカニズム ・ことばが変わることにはどの社会でも強い抵抗がある ・「伝統」や「習慣」をカラッと転換させるカタカナ語 ・「男になる、男にする」と「女になる、女にする」 ・なんでも略す日本人と「意味の漂白」 ・「ご主人・奥さま」?「夫さん・妻さん」? ――ひとの配偶者の呼び方がむずかしいのはなぜ? ・「正しい日本語を話したい」と考えてしまう私たち ・既存の価値観がすべてではない
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