都会から離れた夜の道路を走る1台の霊柩車。地方で急死した旅行者の遺体を都会へ届けるはずが…死体がない! いったいどこへ?
星新一さんのショートショートが12作収録されています。
不思議なもの、奇妙なもの、皮肉めいたもの。
いつの間にかその世界に入り込んでしまいます。
表題作の「死体ばんざい」。
なんとも不気味で、敬遠してしまいがちなこのタイトル。
内容は、様々な人たちが死体を欲しがり、手に入れて「ばんざい」と喜ぶというもの。
子供にはちょっと・・・と思ってしまうかもしれません。
個人的には、その奇妙な展開が絶妙のタイミングで繰り返されることに興味津々で、夢中になって読んでしまいました。
最後のどんでん返しはさすが星新一さん、と唸ってしまいそうになります。
冒頭に紹介したようなジャンルが好きな方は是非。 (こりえ♪さん 30代・ママ 女の子2歳)
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