ぼくのかけたいたずら電話が,「なんでもただ会社」につながった。ただでもらえるウラにはこわ〜い話が…。消費者教育にもぴったりの1冊です。 東京書籍版小学校四年国語教科書に3期連続12年掲載。
読み物になかなか入っていけずに、図鑑ばかり眺めているような男の子も、この本ならあっという間に読んでしまいそうです。
お留守番をしているときに、ちょっとした悪戯心で、いいかげんな電話番号にかけてしまう主人公。
「なんでもただ会社」につながってしまいます。
欲しい物がなんでもただで、不思議な事に電話口からでてきます。
毎日電話して、次々と品物を手に入れるのですが、正しく注文するには、ある条件があるのです。その条件がクリアーできないと、大変な事になるのですが、まるで中毒のようにどんどん注文してしまう主人公・・・。そして、とうとう・・・。怖いです。怖すぎます。
ただより高い物はないっていうこと、知っています!知っていますとも!だから、許してって言う気持ちになりました。
娘は、このコワ面白さに震え上がっていました。
作者の方は学校の先生だそうで、子供たちの心をつかむツボをよくご存知なのだと感じました。
この本は「電話」ですが、「テレビ」を題材にしたお話もあり、こちらの方も同じくらいコワ面白いです。 (ハンガラムさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子10歳)
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