
何の知識もいりません。ただ、名画の森へ遊びに来てください。
画家別に構成された、一気に読み通せる名画の鑑賞の手引き。専門用語を使わない、日常の言葉に徹した本文と、 数多くの鮮明な部分図版を駆使した解説によって、お仕着せの結論では無く、読者自身が新たに何かを発見し、 新鮮な感動を体験できるよう導いて行く。
 【本シリーズの特色】 ◆これまでの美術書にはなかった斬新な構成。 文章のながれに絵がとけこむように、いつの間にかイメージの世界に引き込まれます。
◆冒頭の1点の絵に謎や遊び心をこめながら丁寧に解説。 そこから画家の内面、人間像にも及んでゆきます。
◆知識の詰め込みではなく、絵の見所にヒントを与えて、読者の感性と想像力にうったえます。 くりかえし見て、読むたびに新しい発見があるはずです。
◆専門用語を使わず日常語を用いた文章で、中学・高校生にも楽しめる内容。 児童への読み聞かせにも配慮した、平易な言葉遣いです。
★児童福祉文化賞受賞!

私自身が近頃、急に画家ブリューゲルに興味を持ち始め、昨日、ブリューゲルの
作品の謎解きを興味深くやっていたテレビ番組でプレゼントとして紹介された
この絵本を、早速、図書館から借りて来ました。
代表作である「子供の遊戯」「農民の婚宴」「雪中の狩人」「イカロスの墜落
のある風景」「怠け者の天国」「バベルの塔」「反逆天使の転落」「悪女
フリート」「ネーデルランドの諺」の9作品を、とても簡単な言葉で解説して
くれています。しかも、絵の中に隠された面白さ(謎)や意味を教授してくれ、
大変興味深かったです。
一応、絵本方式ですが、漢字にフリガナがふっていないので、一人で読むの
なら小学校高学年ぐらいからがお薦めです。
ママやパパがそこに書かれていることを説明してあげながらなら、十分に
小学校低学年からも楽しめると思います。勿論、大人にもかなりのお薦めです。
やはり、芸術とは一人一人が感じる感性が違うから、色々な人の視点も拝聴
できるのはよいことですね。正直、万人ウケはしないかもしれないですが、
よい芸術の紹介本だと思いました。 (汐見台3丁目さん 40代・ママ 男の子6歳)
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