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
ミス・ビアンカの今度の計画は、8歳の少年を地下の塩坑から救いだすことです。ところが、やっとたどりついた塩坑はすでに廃坑となっていて、少年の姿はありません。さてどうしたらいいでしょう?
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読み聞かせてみたら二年生の息子でも聞けたシリーズです。
渡辺茂男さんの訳文がとても美しいので読んでいても心地よい響きがあります。
ミス・ビアンカが、毎回囚人を助けだすというものなのですが、それまでには幾多の困難があります。
今回は、ミス・ビアンカの助けにバーナードだけでなく、救出には反対の教授ねずみたちがついてきてしまったことです。
教授ねずみがあきらめて帰ってくれたら救助もやりやすそうなのになあと思いました。
今回の救出は、二巻もそうだったのですが、八歳の子どもを助けるということで、息子と同じ年。そんなこともあり、とても興味が持てたようでした。
囚人が塩抗にいるということで、耳慣れない言葉で、塩抗とは何かと思ったのですが、どうも岩塩をとる場所のようです。
塩というと海水から作るイメージがあったのですが、海外では岩塩もあるわけなので、その点はなるほどとお国柄を感じました。
最後までドキドキするような展開で、どうなるのか?と思いました。もっとも息子はちゃっかり最後だけは自分で確認してしまったようですが。
図書館ではあまり借りられていないシリーズのようでもったいなあと思いました。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
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