ひょんなことからジョーンズ家の一員となったカラスのモーチマーは、階段を食べたり毎日かってのしほうだい。小さな女の子のアラベルと大の仲よしになりましたが、ある日、強盗の一味が……。
読んでいる方がいて気になった作品です。
エイキンはよく見かける作家ですし、訳者が猪熊葉子さんであるのが気になりました。
タクシー運転手・ジョーンズさんが助けたカラス。娘のアラベルがカラスを気に入ってしまいペットになります。
モーチマーと名付けられたカラスは電話に出ては「ぜったいだめ!」と言うのです。
このセリフの繰り返しが絶妙で最後までよく利いていると思いました。
ジョーンズさんの奥さんの皮肉たっぷりの言葉が、ピーターラビットの辛口ぶりと重なって、さすがイギリスだなあと思いました。
二年生からとありますが、皮肉が通じるようになるには中学年以降の方がいいのかもしれないと思いました。
続編があるようなのでそちらも楽しみです。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
|