みなさんは「アンクルトムの小屋」を読んだことがありますか。 黒人奴隷トムおじさんの悲惨な生活を描き、奴隷制度の廃止を訴えたこの小説は、 アメリカの良心を甦らせ、ついにはリンカーン大統領のときに南北戦争を引き起こしました。
一冊の小説が導火線になって戦争が起きたのは歴史的に見ても珍しいことです。
作者はハリエット・B・ストー。ストー夫人といわれています。40歳のとき、1年がかりで 「アンクルトムの小屋」を書き上げ、1年のうちに30万冊も売 れてベストセラーになりました。 南北戦争が終わって黒人は解放されましたが、彼女はその後の余生を黒人教育に捧げました。
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