「かれはふるふる のやはたけ のやはたけに かれはふるふる」。そんな言葉を唱えながら、秋の森で、森の精たちが遊んでいます。たき火の上を飛んでいると、大変! しっぽに火がついてしまいました。すると、雪の消防隊がやってきて、秋の森は一気に銀世界に。スズキコージさんが長年口ずさんでいたフレーズから生まれた、秋から冬への移り変わりを静かに描いた作品です。
絵がとにかく幻想的でうつくしく、絵そのものにリズムとメロディがあるかんじです。
そこに、まるでじゅもんのように「かれはふるふる かれはふる」とことばが重なり、その世界にすーっと連れて行かれます。絵は好みが分かれるかもしれませんがうちの子たちは大好きです。原画を見てみたい…
もうぼろぼろになるまでくり返しよんで、本当にばらばらになってしまったのでまた手に入れたいのですが…ハードカバーでの復刻を切に願います。 (あさはかさん 50代・せんせい 男の子9歳、男の子7歳、男の子4歳)
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